「孔子学院は中国の国家機関」…米、拡大を懸念

「孔子学院は中国の国家機関」…米、拡大を懸念
読売新聞 2014年12月6日 8時34分配信

 【ワシントン=白川義和】人権問題などを扱う米下院外交委員会小委員会のクリストファー・スミス委員長(共和党)は4日、中国政府が中国語と中国文化の普及の拠点とする「孔子学院」の米国での活動の実態について、米議会の政府監査院(GAO)に調査を要請する考えを表明した。

 小委員会は同日、米大学の中国当局との協力や、孔子学院の受け入れが、「学問の自由」に与える影響に関する公聴会を開いた。スミス委員長は「米国の大学は学業の管理や学生の指導、授業内容を外国政府に委ねるべきではない」と述べ、孔子学院の影響力拡大に懸念を示した。

 孔子学院は中国の出資で教員派遣や教材提供が行われる仕組みで、民主主義や言論の自由、人権、少数民族など中国政府が忌避する問題は授業内容から除外されると指摘されている。米大学教授協会は6月の声明で、「孔子学院は中国の国家機関として機能しており、学問の自由を無視することが許容されている」と批判した。米国では約100の大学で孔子学院が設置されている。

シェアする

フォローする