中学校でいじめ 生徒が損賠提訴 地裁浜松支部
@S[アットエス] by 静岡新聞 2015年1月6日 7時56分配信
浜松市内の市立中学校でいじめに遭い、けがや心の傷を負ったとしてブラジル国籍の女子生徒(13)が5日までに、同級生の男子生徒と浜松市に慰謝料など約170万円の損害賠償を求める訴訟を静岡地裁浜松支部に起こした。
訴状などによると、女子生徒は2013年4月に中学入学後、男子生徒の後ろの席となった。悪口を言われるなどいじめが始まり、同年5月末、給食の準備中に男子生徒に回し蹴りをされて脇腹にけがをし、不登校になったという。
学校と保護者らが話し合いを持ったが男子生徒側と学校側はいじめを認めず、女子生徒は14年1月に愛知県の学校に転校したとしている。原告側は女子生徒からいじめの相談を受けていた担任教諭もいじめを漫然と放置し、安全配慮義務に違反したと主張している。
浜松市教委は「事実関係を調査し、対応を検討する」と述べた。