教員の不適切な言動16件 浜松市教委調査

教員の不適切な言動16件 浜松市教委調査
@S[アットエス] by 静岡新聞 2015年5月21日 7時56分配信

 浜松市教委は2014年度に教職員の不適切な言動に関する調査を初めて実施し、20日の定例会で結果を公表した。不適切な言動として小中学校から寄せられた案件は16件で、生徒が一時的に学校に行きたがらない状態になったケースもあったという。
 調査は、をきっかけに独自で実施した。市教委はこの教諭を戒告処分とし、他の15件は説明や謝罪で理解が得られているなどとして懲戒処分を見送った。
 件数は小中学校それぞれ8件。命を軽視した言動が1件、人権侵害や差別的な言動が4件、「ばか」など子どもを侮辱するような暴言が11件だった。
 生徒が登校を渋る状態になったのは、中学校の50代の男性教諭が部活動の指導中に生徒を大声で怒鳴った案件。このほか、児童が不安を感じたケースが2件、保護者が不信感を抱いた案件が4件あった。ほかの9件では子どもや保護者への影響はなかった。
 体罰に関する調査結果も報告し、小学校は16件(前年度比3件増)、中学校は30件(同1件増)だった。懲戒処分とした案件はなかったが、生活指導中に生徒を足蹴りした20代の男性教諭と、部活動中に生徒の頬をたたいた40代の男性教諭の2人を厳重注意した。
 市立高は不適切な言動、体罰とも0件だった。

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