大学が願書出し忘れ=教員試験、4人受験できず―兵庫
時事通信 2015年5月22日 12時48分配信
武庫川女子大学(兵庫県西宮市)は22日、学生から預かった教員採用試験の願書を出し忘れ、4人が受験できなくなったと発表した。大学側は学生と保護者に経緯を説明し、謝罪した。
同大によると、教職支援室の教員は、一括申請のため大阪府の教員採用試験を受ける学生45人から願書を預かった。このうち書類の不備などがあった4人に再提出を命じたが、学生が出し直した願書を一括分とは別のケースに入れて保管したため、提出を忘れたという。期限は今月7日だった。
出し忘れは15日に発覚。同大は府教育委員会に願書の受理を求めたが、公平性を欠くとして断られたという。同大は学生の救済や支援の方法を検討している。
糸魚川直祐学長は「教員を目指して日々努力してきた学生に申し訳ない。全力で支援するとともに、再発防止を徹底する」とコメントを出した。