広島市大:海外出張で観光、准教授を戒告に /広島

広島市大:海外出張で観光、准教授を戒告に /広島
毎日新聞 2015年07月02日

 広島市立大は1日、海外出張中に観光旅行に行ったなどとして、情報科学研究科の准教授(42)を戒告の懲戒処分とした。准教授はこのほか、午前0時を超えて短時間勤務した翌日を出勤したと偽って報告していた。余分に受け取っていた給与や手当計約100万円は返還させるという。

 同大事務局によると、准教授は2013年度に海外出張するとして出張旅費を受け取っていたが、この出張の期間中の2日間、出張用務とは関係のない場所に観光旅行に行っていた。また、13年3月〜14年6月、午前0時を超えて勤務した翌日計38日間を、実際には休んでいたにもかかわらず出勤として報告していたという。14年3月に学生から大学に申し出があり、内部調査で発覚した。同大は「個人が特定される可能性がある」として、出張の詳しい時期や渡航先、准教授の性別などを明らかにしていない。【加藤小夜】

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