児童の脚縛りいすに画びょう 教諭を処分 神戸
神戸新聞NEXT 2015年7月16日 19時1分配信
児童の姿勢を正すために、脚をタオルで縛り、画びょうをいすの背もたれに張り付けたとして、神戸市教育委員会は16日、同市須磨区の小学校の女性教諭(38)を戒告の懲戒処分とした。市教委の調べに「何度注意をしても直らず、感情をコントロールできなくなった」などと説明しているという。
市教委によると、教諭は今年4月末の授業中、担任を務めるクラスの4年生児童の両膝をタオルで結んだほか、いすの背もたれに、画びょう2個を背中側に針を向けてガムテープで張り付けたとされる。児童が両脚を前に投げ出し、後頭部を背もたれに乗せるような体勢で授業を受けており、正す目的だったという。
画びょうは数分後に、タオルは約15分後に教諭が取り外し、児童にけがはなかった。保護者が学校に連絡して発覚し、校長や教諭らが謝罪した。(小川 晶)