(朝鮮日報日本語版) 【社説】校長を筆頭に教師らが校内でセクハラする高校

(朝鮮日報日本語版) 【社説】校長を筆頭に教師らが校内でセクハラする高校
朝鮮日報日本語版 2015年8月1日(土)8時50分配信

 ソウル市西大門区の公立高校で、校長を含む教諭5人が同僚の女性教諭や女子生徒にわいせつな行為やセクハラ発言を繰り返していたことが分かった。ソウル市教育庁(教育委員会に相当)によると、同校のある教師は昨年2月、カラオケボックスで同僚の女性教諭の衣服を切り裂き、体を触るなどのわいせつ行為をしたという。この女性教諭は直ちに校長に報告し処分を要求したが、校長は何の処分も下さなかった。ちょうどそのころ、この校長も別の女性教諭に対してセクハラ行為を行ったとして監査を受けていた。

 同校の別の教諭は、昨年から6人の女子生徒に対して常習的にセクハラを行っていた。この教諭は今年2月、保護者からの告発で警察の取り調べを受け、すでに送検されている。さらに別の教諭は6人の女性教諭に対してセクハラ行為を繰り返しただけでなく、一部の女子生徒たちに「黄真伊(ファン・ジニ)」「春香(チュニャンン)」などのあだ名を付けたり、芸能人と性的関係を結ぶ自分の想像を毎日のように授業中に語り、生徒たちに多大な不快感を与えていた。「黄真伊」や「春香」は、映画やドラマなどに登場する妓生(キーセン=芸妓)やその娘の名だ。また、この高校で性に関する悩みの相談を担当していた別の教諭も、相談に訪れた女子生徒にセクハラ行為を行っていたことも分かった。

 この高校でセクハラ行為が相次いでいた事実が分かったきっかけは、先月14日にある女子生徒が担任の教員を通じてソウル市教育庁に告発したからだった。昨年2月にセクハラ被害に遭った女性教諭が校長に抗議した際、校長がこの問題を教育庁に報告し、加害者の教諭を処分していれば、問題はここまで深刻にはならなかったはずだ。警察は今年4月、セクハラ教員を検察に送致した時点で事実関係を教育庁にも報告していたが、教育庁は被害を訴える女子生徒が6人もいたにもかかわらず、監査などの対応を怠った。監督官庁は教育庁に対し、4月の時点で対応に当たらなかった理由についてもしっかりと追求しなければならない。

 このように教育現場でセクハラや性犯罪が多発しているにもかかわらず、これが隠蔽されていたのを目の当たりにすると、類似の犯罪が実際にはどれほど多発しているのか想像もつかない。保護者の口から「子どもを学校に送りたくない」といった嘆きの声が出るのもある意味当然のことだ。教育部(省に相当)はセクハラなどで解任などの処分や実刑を受けた教諭に対し、教員資格を剥奪することを定めた教育公務員法改正案を国会に提出している。しかし、この程度の法改正だけでは不十分だ。セクハラ行為に走った教諭は学校から永久に追放するのはもちろん、年金も減らすべきだろう。一度セクハラをすると自らの人生が台無しになることを教諭たちがしっかりと理解しなければ、学校が性犯罪の巣窟化するのを防ぐことはできない。

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(朝鮮日報日本語版) セクハラ校長の役職剥奪 /ソウル
朝鮮日報日本語版 2015年8月1日(土)8時49分配信

 ソウル市教育庁(教育委員会に相当)は7月31日、セクハラ問題で物議をかもしていたソウル市内の公立高校の校長について、職務怠慢やセクハラなどの容疑で警察に告発し、また校長職を剥奪したと発表。教育庁監査官室は問題の校長について、昨年2月ごろに行われた会食の際、女性教諭に不適切な身体接触を行ったとの証言を確保していた。

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