指定薬物輸入:元教諭が認める 地裁初公判 /群馬

指定薬物輸入:元教諭が認める 地裁初公判 /群馬
毎日新聞 2015年8月19日

 指定薬物を輸入したとして、医薬品医療機器法(旧薬事法)違反罪などに問われた太田市立城西小学校の元教諭、=懲戒免職=の初公判が18日、前橋地裁(川崎学裁判官)であり、岡田被告は「異議ありません」と起訴内容を認めた。

 起訴状などによると、岡田被告は4月30日、指定薬物「亜硝酸イソブチル」を含む液体が入った瓶を中国から航空書留で輸入しようとしたとされる。亜硝酸イソブチルは「ラッシュ」の商品名で知られ、2007年に薬事法の指定薬物となっている。

 検察側は冒頭陳述で岡田被告がラッシュは違法と知った上でインターネットで購入を申し込んだと指摘。購入は知人のためだったことも明らかにした。前橋地検は、岡田被告が6月4日に太田市内の自宅で亜硝酸イソブチルを含む液体16・78グラムを所持していたとして追起訴した。

 この薬物事件を巡っては、5月にラッシュを使用したとして宇都宮市立岡本西小学校元教頭の=懲戒免職=を県警が7月に書類送検している。岡田被告と親しかったとみられる。【田ノ上達也】

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