セクハラ疑惑で執筆辞退=考古学の権威―韓国国定教科書

セクハラ疑惑で執筆辞退=考古学の権威―韓国国定教科書
時事通信 2015年11月6日 17時6分配信

 【ソウル時事】韓国国定歴史教科書の執筆者に選ばれた考古学の権威が6日、女性記者へのセクハラ疑惑で執筆を辞退した。
 韓国メディアが伝えた。
 野党や市民団体、学界などが教科書の国定化に反発する中、朴槿恵政権は国定化を強行する方針だが、執筆陣の選定段階で早くもつまずいた格好だ。
 辞退したのはソウル大の崔夢竜名誉教授(69)。6日付の韓国紙・朝鮮日報は、同紙の女性記者が4日、取材のため崔氏の自宅を訪れた際、崔氏がセクハラと受け取られかねない発言や行為をしたと報道。これを受けて、崔氏は教科書編集を担当する国史編さん委員会に執筆辞退を伝えた。
 聯合ニュースによれば、崔氏は6日、記者団に対し「国定教科書(編集)の障害になりたくない。辞退する」と語った。疑惑については「酒を飲んでいたため、記憶がない。物議を醸し申し訳ない」と述べた。 

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