授業時間不足問題、市教委が全小中学校調査へ／横浜
カナロコ 2013年1月17日(木)22時30分配信
横浜市立市ケ尾中学校（同市青葉区市ケ尾町、平川理恵校長）で３年生の授業時間数が不足する見通しであることが判明した問題で、市教育委員会は１７日、同校に必要な授業時間を確保するよう指導するとともに、市内の全市立小・中学校を対象に同様の不足が生じないか調査すると発表した。市教委によると、市ケ尾中では独自の取り組みとして「全員清掃の日」を設け、短縮授業を実施するなどした結果、３年生の授業時間が学習指導要領で定められた年間基準時間１０１５こま（１こま５０分）に５８こま足らなくなる見込みとなった。
同校は１８日以降、卒業式の３月８日まで授業を１日１〜２時間増やして対応。卒業式までに必要な時間数を確保するとしている。
調査は１月下旬までに市立中学校１４９校を対象に実施。市立小学校３４５校の調査も２月上旬までには完了させるとしている。