教員のわいせつ処分続出 兵庫県教委が緊急通知

教員のわいせつ処分続出 兵庫県教委が緊急通知
神戸新聞NEXT 2015年12月21日 19時24分配信

 兵庫県教育委員会は21日、女子生徒にわいせつな行為をしたとして、にするなど2件の処分を発表した。本年度の懲戒処分(戒告以上)23件のうち、わいせつ行為やセクハラ、盗撮が10件を占め、高井芳朗教育長は同日、服務規律の徹底に向けた研修を求める緊急通知を県立学校長や市町教育長らに出した。

 県教委によると、男性教諭は7月、担任を受け持つ生徒をメールで自宅に誘い、わいせつな行為をした。家庭の相談に乗るうち親しくなり、自宅に泊めたこともあったという。

 また、自校の女子生徒に10月、無料通信アプリLINE(ライン)で約50回、性的な内容のメッセージを送信するなどした県立高校の30代男性教諭を停職6カ月とした。

 県教委は4月以降、懲戒免職4件▽停職6件▽減給8件▽戒告5件−と処分が続出。教育長通知には「必要以上に生徒とメールでやり取りしていないか」「2人きりで校外で会っていないか」など13項目にわたるチェックリストを添付した。

 世良田重人教職員課長は相次ぐ不祥事に「極めて残念な事態」と厳しい表情で話した。(上田勇紀)

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