京都・園部高付属中で出題ミス 過去4年間で3度目

京都・園部高付属中で出題ミス 過去4年間で3度目
京都新聞 1月20日(水)22時0分配信

 園部高付属中(京都府南丹市)は20日、16日に実施した2016年度入試で不適切な設問が1カ所あったと発表した。この設問は受験者全員を正解としたが、合否判定には影響がなかったという。同中の入試の出題ミスは過去4年間で3回目。
 同中によると、ミスがあったのは、ドイツと同じユーラシア大陸にある国を四つの選択肢から一つだけ答える社会科分野の設問。問題作成者はサウジアラビアだけ当てはまると考えたが、実際はエジプトもシナイ半島がユーラシア大陸にかかるため、正解が二つあることになるという。
 試験終了後の16日午後に府教育委員会高校教育課から指摘があり、判明した。20日の合格発表時におわびの文書を同中に掲示し、全受験者にも送った。公表が4日後になったことについて、同中は「再度点検する必要があったのと、受験した児童の動揺を小さくするため」と説明した。
 同中では13、14年度入試でも出題ミスがあった。「チェック体制は強化してきているが、設問を確認する教員の見識を高めることで再発を防ぎたい」としている。

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