被害女児「怖くて断れず」 滋賀、バレー部体罰命令公判
京都新聞 2016年3月14日(月)23時20分配信
滋賀県東近江市内のスポーツ少年団バレーボール部で2012年、当時小学4年の女子児童をたたくよう複数の部員に命じて負傷させたとして、傷害罪に問われた同市の女性監督(54)と、40歳と38歳の男性コーチ2人の公判が14日、大津地裁(川上宏裁判長)であった。検察側の証人として出廷した被害女性は「たたかれるのもたたくのも嫌だったが、怖くて拒否できなかった」と話した。
起訴状によると、指導者3人は12年5月、同市内の小学校体育館で、サーブを失敗した女児の背中を1人ずつ平手打ちするよう、他の部員9人に命じ、女児に全治約5日間の打撲傷を負わせた、としている。
証人尋問で被害女性は、失敗した部員をたたく練習方法は3人が一方的に決めたとし、「当初は顔を殴るよう指示されたがチームメートが反対して背中になった」と経緯を説明。「指導者に付いて行こうと頑張ってきたのに、裏切られて悔しい」と話した。
母親も出廷し、「練習後、娘の体には手型が残るほどのあざがたくさんあった。大きな物音に敏感になり、訳もなく泣いたり怒ったりするようになった」と証言した。
3人は起訴内容を否認し、無罪を主張している。