教科書閲覧問題 大阪府の小中校長ら267人が金品 大阪府教委
産経新聞 2016年3月18日(金)19時51分配信
教科書会社が検定中の教科書を教員らに見せて謝礼を渡していた問題で、大阪府教育委員会は18日、府内の小中学校の校長や教頭ら延べ267人が金品を受け取っていたと発表した。教科書採択での不適切な行為はなかったという。
文部科学省の依頼を受け、各教委が聞き取り調査を実施。平成21〜26年度に教科書を閲覧し、現金や図書券を受け取ったのは校長、教頭のほか、教員や教委事務局職員らで、最高額は現金2万5千円だった。検定中の教科書を閲覧した教育長もいたが、金品は受け取っていなかった。
採択に関与できる立場だったのは延べ130人だが、会議録などを調べた結果、採択は適切に行われたという。府教委は金品を受け取った校長らの処分を検討している。