児童5人に体罰、小学校教諭を減給 謝罪後も体罰繰り返す/県教委

児童5人に体罰、小学校教諭を減給 謝罪後も体罰繰り返す/県教委
埼玉新聞 2016年5月13日(金)22時25分配信

 埼玉県教育委員会は13日、担任するクラスの児童に体罰でけがをさせたとして、草加市立高砂小学校の男性教諭(45)を減給3カ月(月額10分の1)の懲戒処分にしたと発表した。

 県教育局小中学校人事課によると、教諭は昨年5月14日から同12月1日までの間、自身が担任していた当時6年生の男女児童5人に対し計7回、頬や顎をたたいたり腰や腕を蹴ったりするなどの体罰を加えた。

 このうち同6月に行われた「学級お楽しみ会」では、実行委員の男児が自分の指示を無視したと思い込み、頬や顎をたたき口内を切るけがをさせた。7月にはクラスをまとめるよう女児を指導していたところ、声が小さくなったとして頭をたたくなどした。

 教諭からの申し出や保護者からの指摘などで発覚した。同校の校長が実施したクラス児童全員へのアンケートでは、校長から数回指導を受け学級懇談会で謝罪した後も体罰を繰り返していたことが明らかになった。教諭は「かっとなり、軽くならたたいても良いという認識で手が出てしまった」と話しているという。

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