大学院生殺害、9月に初公判 福井大の元准教授

大学院生殺害、9月に初公判 福井大の元准教授
産経新聞 2016.7.9 21:37更新

 福井県勝山市で昨年3月、大学院生、菅原みわさん=当時(25)=を殺害したとして、殺人罪で起訴された福井大大学院の元特命准教授、前園泰徳被告(44)の裁判員裁判初公判が、9月12日に福井地裁で開かれることが9日までに分かった。一連の公判には被害者参加制度に基づき、菅原さんの両親も出廷する予定。

 前園被告は赤トンボの生態研究で知られ、東邦大の非常勤講師を務めた後、平成25年4月に福井大准教授に就任。菅原さんは東邦大大学院理学研究科(千葉県)に所属していたが、研究のため勝山市に転居し、前園被告の指導を受けていた。

 起訴状によると、昨年3月12日、勝山市内に止めた車の中で、菅原さんの首を腕で絞めて窒息死させたとしている。

 前園被告は福井簡裁での勾留理由開示手続きで「殺してほしいと頼まれた」と述べ、嘱託殺人罪の適用を主張している。

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