先生が3中学校の成績紛失→期末テストやりなおしへ 京都
産経新聞 2016年7月12日 17時53分配信
京都府の亀岡市教委と京丹波町教委は12日、亀岡市と京丹波町にある中学校3校に勤務している男性非常勤講師(64)が、生徒計238人分の成績などを記録した書類を紛失したと明らかにした。個人情報が悪用された形跡は確認されていないという。各校は、生徒に事情を説明し謝罪、引き続き書類を探している。
両教委によると、男性講師は、京丹波町立の瑞穂中と和知中、亀岡市立高田中の3校で技術科の担当として勤務。紛失したのは、3校の全生徒計238人分の1学期の技術科のテストの点や授業での評価などを記した「記録簿」1冊と、記録簿に挟んだままにしていた高田中の1〜2年生4人分の期末テストの答案。
今月6日午後、瑞穂中で使用したのを最後に行方が分からなくなっている。7日、男性講師が紛失に気付いた。高田中では、テストの点数が分からなくなったため、1〜2年生の再テストを行う。
両教委では、生徒の個人情報に関する資料の持ち出しを禁止しているが、男性講師は、3校の情報を1冊にまとめていたため、持ち出していたという。