教科書謝礼問題 横浜市立小校長ら7人が歳暮や現金受け取り
産経新聞 2016年10月18日(火)7時55分配信
教科書会社2社が全国の教諭らに歳暮や現金を贈っていた問題で、県教育委員会は17日、平成25〜27年度に横浜市立小学校の校長を含む7人の教諭らが歳暮や現金を受け取っていたと発表した。県教委は、7人が教科書採択に関与しうる立場になかったことから採択への影響はなかったとしている。
県教委によると、大日本図書(東京)から横浜市立小学校の男性教諭3人が総額約3万3千円の現金を受け取り、同市立中学校の男性教諭2人も総額約4千円相当の歳暮を受け取っていた。小学校教諭の3人は大日本図書が25年7月に開催した意見交換会に出席した際に、現金を受け取ったという。3人は今年に入り現金を返却したとしている。また、市立中学の教諭2人は25年12月に大日本図書から歳暮としてのりが自宅に贈られ、そのまま受け取ったという。
大日本図書は横須賀市立中学の男性教諭1人に対しても25年12月に約2千円相当の食品を歳暮として贈り、教諭が受け取っている。音楽教科書を発行する教育芸術社(同)は27年12月に横浜市立小学校の女性校長(当時)に約2千円相当のジャムを贈り、校長は受け取ったという。
県教委と横浜市教委は受け取った教諭らに対する事情聴取を行い、処分を検討する。教諭らへの歳暮贈答は教科書会社による謝礼問題をめぐる公正取引委員会の調査で発覚。文部科学省が全国の教委に対し今年9月末までに調査結果を報告するよう求めていた。