豪遊W不倫の日教組委員長に非難殺到 男性教諭「受験生にとって大事な時期に何てことを」

豪遊W不倫の日教組委員長に非難殺到 男性教諭「受験生にとって大事な時期に何てことを」
ZAKZAK 2016.10.19

 日本教職員組合(日教組)の岡本泰良(やすなが)委員長(56)が、ホステスとW不倫関係にあり、その交際費などを日教組の経費で落としていたとする疑惑が波紋を広げている。日教組は来年、設立70周年を迎えるが、その節目を前に噴き出したトップのスキャンダル。教職員からは「日教組も堕ちたもんだ」「我らの組合費で何やってんだ」と非難囂々(ごうごう)だ。

 週刊新潮が先週、報じた岡本氏のラブホW不倫と組合費での豪遊疑惑は、教育現場の第一線で汗水流す教職員らの怒りに一斉に火を付けた。

 「受験生にとって大事な時期に何てことを。教員の信頼が揺らぐ。日教組も堕ちたもんだ」と都内有名高の男性教諭は憤りを隠さず、関東の進学高の男性教諭も「上の人たち(委員長ら)は組合費を雑に使っているんだろうと思っていたが、やっぱりなという印象」とさげすんだ。

 日教組広報室は17日、岡本氏の一連の疑惑と出処進退について「協議中。現時点ではこれ以上、答えようにも答えられない」と苦しい弁明を繰り返すだけだった。

 「夜回り先生」で知られる元高校教師で教育評論家の水谷修氏は、「組合費は組合員が『教育を良くしたい』『労働環境を改善してもらいたい』などの願いを込めて支払ったお金だ」と強調し、こう続ける。

 「これを自分の遊びのために使うなど論外で、仮に私的に使ったお金があるのなら、すべて組織に返還するべきだ。そして、自ら身を処す姿勢を示してほしい。今回のスキャンダルが組織に与えたマイナスイメージを払拭するためにも、日教組は真実をすべて明らかにしないといけない。歴代委員長の経費の使い方にも切り込む覚悟がなければ、信頼回復は容易ではない」

 神奈川県教組委員長を務めた経歴を持つ教育評論家の小林正氏によると、日教組委員長は対外的な折衝や47都道府県の組合員との交流でかかったお金などを「役員行動費」として経費で落とすことが認められているという。ただ、不明瞭な支払いがあっても追及しない、なれ合いの状況も続いてきたと明かす。

 日教組は設立70周年を目前に岐路に立っている。

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