遠征先で飲酒、部員に暴力=野洲高サッカー部総監督―滋賀

遠征先で飲酒、部員に暴力=野洲高サッカー部総監督―滋賀
時事通信 2016/12/3(土) 12:50配信

 全国大会優勝の経験がある滋賀県立野洲高校サッカー部の総監督を務める男性教諭(53)が、監督だった昨年12月、全国大会出場のための遠征先で酔って部員に暴力を振るったことが3日、県教委への取材で分かった。

 部員にけがはなかった。県教委は3月24日付で教諭を厳重文書訓告とした。

 県教委によると、教諭は昨年12月28日、第94回全国高校サッカー選手権大会に出場するため、都内のホテルに生徒らと宿泊した際、夜に知人と外で飲酒。ホテルに戻った後、トレーナーの部屋で椅子に座っていた生徒の足を蹴り、ベッドでマッサージを受けていた別の生徒の頭を平手で2回たたいた。

 教諭は県教委に対し「邪魔だったので足を払いのけた。マッサージを受けていた生徒にはびっくりさせてやろうと悪ふざけのつもりでやった。大変申し訳ない」と話しているという。

 教諭は今年2月に監督を辞任し、生徒や保護者の同意を得て6月から直接生徒を指導しない総監督を務めている。同校サッカー部は第84回大会で優勝するなど強豪校で、今月末から始まる第95回大会にも県代表として出場する。県教委は「生徒を直接指導しておらず、出場を辞退することはない」と話している。 

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