女子生徒にわいせつ行為 中学教諭を懲戒免職 今年度3人目 千葉
産経新聞 2016/12/22(木) 7:55配信
県教育委員会は21日、女子生徒を抱きしめるなどのわいせつ行為を行ったとして、県北東部の公立中学校の男性教諭(60)を懲戒免職処分とした。今年度のわいせつ行為による教員の懲戒免職処分は3人目。男性教諭は「好意を覚え、まずいと感じながらより近い関係になりたいという欲望を抑えきれなかった」と話しているという。
県教委によると、男性教諭は10月下旬から11月下旬までの間、校内で10回程度、女子生徒を抱きしめたり、体操服の中に手を入れて背中を直接触ったりするなどのわいせつな行為を行ったとされる。女子生徒が11月24日に担任に手紙で相談し、問題が発覚した。
男性教諭は昨年度、別の女子生徒3人に気軽に肩を叩くなどの行為をしていたことが発覚、校長が今年3月に指導していた。県教委は同日、男性教諭のわいせつ行為を防ぐことができなかったとして、同校の男性校長(56)を減給3カ月(10分の1)の懲戒処分とした。
また、県教委はこの日、風俗店で働いていた知人女性の家の近くで、嫌がらせ目的のビラをまいたとして、佐倉署に名誉毀損(きそん)の疑いで逮捕されたを停職6月の懲戒処分とした。教頭は退職を申し出ており、同日受理された。教頭は11月16日に逮捕されたが、今月5日に女性と示談が成立し釈放されていた。
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女子中生にわいせつ 60歳教諭懲戒免職 「スキンシップのつもりでマッサージを…」 千葉県教委
千葉日報オンライン 2016/12/22(木) 12:28配信
千葉県教委は21日、勤務校で女子生徒の体を繰り返し触ったとして、県北東部の公立中学校の男性教諭(60)を懲戒免職処分にした。教諭は、学習や学校生活上の支援が必要な生徒の少人数指導を担当。被害を受けた女子生徒はその対象で、指導時間中にも触っていたという。教諭の氏名や勤務校は明らかにしなかった。
県教委によると、教諭は10月下旬〜11月下旬にかけて校舎内で同じ女子生徒に対し、服の中に手を入れて背中を触ったり、服の上から尻や足を触るなどの行為を10回程度繰り返した。
女子生徒が担任に、被害を訴える手紙を渡して発覚。県教委の聴取に教諭は「スキンシップのつもりでマッサージなどをするうちに、女子生徒に好意を覚え、より近い関係になりたい欲望を抑えきれなかった」と話したという。
監督責任で、同校の男性校長(56)も減給10分の1(3カ月)の懲戒処分。教諭は、同校の別の複数の女子生徒から「肩などに気やすく触れてくる」と指摘され、同校長から今年3月に指導も受けていたという。
記者会見した神子和夫教育次長は「誠に遺憾で、生徒、保護者、県民に申し訳ない。二度と起きないように努める」と陳謝した。県教委が本年度、わいせつ行為で教員を懲戒免職にしたのはこれで3件目。