教諭、生徒の大学願書出し忘れ、経緯説明も受理されず「人生左右する失態」懲戒処分
京都新聞 2020/3/27(金) 19:36配信
滋賀県立高の男性教諭(31)が昨年11月、私立大推薦入試の出願書類を大学に発送し忘れ、3年生1人が受験できなかったことが分かった。生徒は、他の私立大の一般入試で合格したという。
県教育委員会は27日、男性教諭と同校の進学担当教諭(61)を、ともに減給10分の1(1カ月)の懲戒処分にした。
県教委によると、男性教諭は昨年11月1日、担任していた3年生から指定校推薦入試の願書を受け取った。不備はなく、願書を発送する進学担当教諭に渡そうとしたが不在だったため、個人ロッカーに保管。出願締め切り日を数日過ぎた同11日、失念に気づいた。進学担当教諭も確認を忘れていた。
同高の校長や教頭、保護者らは、この大学に経緯を説明し、出願を認めるよう求めたが、公平性などを理由に願書は受理されず、校長らは生徒と保護者に謝罪したという。
男性教諭は「生徒の人生を左右する失態を犯し、大変申し訳ない」と話しているといい、県教委高校教育課は「人的ミスで希望した進路を妨げてしまい、本来生じない負担を強いて申し訳ない」としている。
県教委は「生徒の保護者から、そっとしておいてほしいと強い要望があり、今日まで公表を控えた」などとしている。