バングラデシュ 元立命大准教授、過激派入り全面仲介か

バングラデシュ 元立命大准教授、過激派入り全面仲介か
毎日新聞2017年2月3日 21時13分(最終更新 2月3日 21時21分)

 バングラデシュ警察がイスラム過激派とみて捜査している立命館大(京都市)元准教授が、過激派組織「イスラム国」(IS)のシリア支配地域に入る複数のバングラデシュ人を全面的に仲介していた疑いがあることが3日、分かった。地元紙デーリー・スターがIS脱退者の供述として伝えた。

 バングラデシュ出身のチャンドラ・サジト・デブナット(イスラム名モハンマド・サイフラ・オザキ)元准教授で、昨年7月の飲食店襲撃テロを受け警察が公開した過激派網の一人。これまでも過激派のシリア入国支援が疑われていたが、詳細が判明するのは初めて。

 供述したのは政府系電力会社に勤めていたガジ・ソハン容疑者(27)。2014年1月に元准教授がフェイスブック上で運営するイスラム教サークルに入会、日本の元准教授と連絡を取った。メンバーは士官学校卒業生らが中心だったという。

 ソハン容疑者は元准教授とバングラデシュで面会してシリア行きを決断。14年12月に隣国トルコに入国し、合流した元准教授からIS通訳の紹介を受け、見送られてシリアに入った。「元准教授の指摘で事前に日本の査証(ビザ)を取得し、トルコに入りやすくした。シリアでの偽名も元准教授が名付けた」との趣旨を供述。元准教授は別のバングラデシュ人の入国も支援していたという。

 ソハン容疑者はISの拠点ラッカなどに滞在したが、ISが同胞のイスラム教徒を殺害するのに嫌気がさし5カ月後に逃亡して帰国。バングラデシュ当局に拘束された。(共同)

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