わいせつ 元教諭に懲役2年を求刑 地裁で結審 /徳島
毎日新聞2017年3月2日 地方版
女子小学生に抱きつき胸を触ったとして、強制わいせつなどの罪に問われた元上板町立上板中教諭、西垂水大誠被告(45)=鳴門市撫養町立岩、逮捕後に懲戒免職=に対して、検察側は1日、徳島地裁(坂本好司裁判官)で開かれた公判で、懲役2年、科料9000円を求刑した。弁護側は執行猶予付きの判決を求めて結審した。
論告で検察側は「被害者は精神的苦痛を受けている。教諭として手本となるべき立場であった」と指摘した。起訴状などによると昨年10月31日夕、徳島市の路上を歩いていた面識のない女児に背後から抱きついて胸を触り、とされる。
求刑に先立ち、入浴中の女児をのぞき見たとして住居侵入などの罪で追起訴された件についても、西垂水被告は起訴内容を認めた。弁護側の質問に対して、西垂水被告は「部活動の指導などで多忙だったため、心身共に疲弊していた。自分の欲望に負けてしまった」と事件当時の状況を語った。【松山文音】
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