学テ用紙を誤配布の教諭、生徒に成績渡さず破棄
読売新聞 2017年03月27日 07時52分
2015年度に実施された全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)で、岡山市立妹尾中(岡山市南区)の教諭が解答用紙を誤って配布し、成績を記した個人票を生徒に渡さないまま破棄していたことが25日、わかった。
市教委は「恥ずかしい限り。再発防止を徹底させたい」としている。
市教委によると、テストは15年4月に3年生約100人を対象に実施。同年9月、教諭が個人票を配る際、ふだんの学力とテストの成績に、大きな差があることに気付き、渡すのを控えた。
教諭は学年主任に相談。再点検することを申し合わせたが、進路指導などでできないまま、机の引き出しに入れていたという。
16年3月の人事異動に伴い、教諭が机を整理中、個人票に気付き、再度、学年主任に相談。生徒たちが既に卒業していたため、学年主任の判断で、シュレッダーで裁断した上、破棄した。
テストは国語、数学(いずれもA「基礎」とB「応用」)、理科の3科目5種類。解答用紙には氏名を書かず、生徒を示す番号があらかじめ記されていたが、番号順に配られなかったため、生徒が他人の用紙に記入したらしい。
今月中旬、市教委に情報が寄せられ、校長を通じて調査、事実だったことが分かった。市教委指導課の岡林敏隆課長は「来月、新年度の学力テストがある。実施前の校長会で落ち度がないよう指導したい」とした。
竹井千庫・県教育長は「全県を挙げて学力向上に取り組んでいる中、大変遺憾。岡山市教委は原因を調査し、再発防止に努めてもらいたい」とコメントした。