愛知県教委、6人を懲戒 わいせつや無賃乗車
中日新聞 2017年3月29日 12時48分
愛知県教委は29日、女児の体を触るなどして強制わいせつ罪に問われているを懲戒免職とした。ほかに、教え子へのわいせつ行為や新幹線の無賃乗車をしたなどとして、教諭と事務職員の計5人も懲戒処分(停職3〜6カ月、戒告)にした。
同県教委の2016年度の懲戒処分は計29人となり、うち17人は、わいせつ事案。わいせつ事案による懲戒免職は9人目。
県教委などによると、片上被告は15年9月と10月、同県豊橋市内で、当時9歳と7歳の女児に声を掛け、体を触ったとされる。名古屋地裁豊橋支部で公判が続いている。
岡崎工業高校の男性事務職員(27)=停職3カ月=は14年9月と15年11月、いずれもインターネットを通じて知り合った18歳未満の女性2人にわいせつな行為をした。今年1月、14年の行為を問われ、県青少年保護育成条例違反で罰金40万円の略式命令を受け、支払った。
尾張地方の高校の男性教諭(57)=停職6カ月=は14年2月、自校の女子生徒をホテルに連れ込み、わいせつ行為をしようとして、拒否された。
安城高校の男性教諭(26)=停職6カ月=は2月、新幹線の名古屋―広島間で無賃乗車をした。安城農林高校の男性教諭(58)=停職6カ月=は、昨年12月の酒気帯び運転で罰金30万円の略式命令を受け、支払った。さらに2月、無免許運転をした。
昨年1月、通勤途中に歩行者をはねて重傷を負わせた、あま市伊福小の男性教諭(60)は戒告とした。