新人講師が無免許で授業 大垣日大高、確認怠る
岐阜新聞Web 2017/5/25(木) 8:38配信
大垣日大高校(岐阜県大垣市林町)は24日、今年4月に採用した20代の男性職員が、教員免許を取得しないまま体育と保健の授業を行い、1年生のクラス担任を務めていたと発表した。授業を受けた生徒は延べ398人で授業時間は74時間。授業を受けた生徒に補充授業が必要かどうかは、授業内容を調査して学校長が判断する。
同校によると、男性職員は常勤講師として採用し、4月10日から勤務。大学で教員免許の取得に必要な単位は修得、県教育委員会に免許交付を申請していたが、書類に不備があり交付されていなかった。申請窓口の県教委教職員課から5月17日、同校に男性職員の勤務について尋ねる電話があり、同校が男性職員に確認したところ、免許を取得していないことが発覚した。改めて申請手続きをしている。
同校は採用の際、教員免許を確認しているが、男性職員には確認を怠っていた。男性職員は自宅謹慎中で、今後処分を検討する。24日、同校で保護者向けの説明会を開いた後、古田健二校長が記者会見をして謝罪した。生徒には25日に説明する。