いじめ自殺 仙台で緊急の校長会 市教委、夏休み前の面談指示
2017/6/3(土) 7:55配信 産経新聞
平成26年以降、仙台市立中の男子生徒3人がいじめを受けて自殺した問題で、市教育委員会は2日、緊急の合同校長会を市内で開いた。市教委は市立学校すべてに、夏休み前に担任が保護者や児童・生徒と面談するよう指示した。
仙台市内の市立の幼稚園、小中学校、高校、特別支援学校などの園長や校長183人が参加。合同校長会は年4回開催しているが、相次ぐいじめ問題を重く見て初めて緊急で開催した。文部科学省の担当者も参加した。
冒頭で奥山恵美子市長は、いじめ被害を訴えていた市立折立中2年の男子生徒(13)が教科担当の教諭2人から体罰を受けていた上、体罰の事実を報告していなかったことについて「教育現場であってはならない。保護者や地域住民とも話をして、一体となって体罰のない学校づくりを進めていく」と述べた。
さらに、発達障害など特別な支援や配慮が必要な児童・生徒のケアの強化を指示し、「仙台市の教育への信頼は著しく損なわれている。本日からを第一歩として心から(取り組みを)お願いしたい」と述べた。
大越裕光教育長は自殺を模倣する子供が出ることを危惧し、「仙台の子供たちがハイリスクの状況にあることは大げさではない。子供たちに適切な指導をして低減させないといけない」と述べた。市教委は担任教諭と保護者、児童との面談を行うよう指示した。
校長らの意見交換では、「問題をメモにして(教員同士が)回覧できるようにしている」(小学校長)、「組織的な情報共有が大切」(中学校長)などの意見が出た。