空手部員に退部強要、高校教諭らに賠償命令

空手部員に退部強要、高校教諭らに賠償命令
読売新聞 2017年06月14日

 東大阪大学敬愛高(大阪府東大阪市)の空手道部員だった元女子生徒2人が、顧問に退部を強要されるなどしたとして、学校法人「村上学園」と顧問だった女性教諭らに計715万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が13日、大阪地裁であり、野田恵司裁判長は学園と女性教諭に計約120万円の支払いを命じた。

 同高の空手道部は、全国大会で優勝するなど強豪として知られている。

 判決によると、2人は2011年に入学し、空手道部に入部。野田裁判長は、女性教諭が高校3年のインターハイ前、2人に練習への参加を禁じたり、試合に出場させる条件として退部届を提出させたりしたのは、不法行為だと認定した。

 2人はこうしたストレスなどで、高校3年の時に適応障害との診断を受けた。

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