生徒につばかけ、平手打ち/中学教諭が体罰(青森)

生徒につばかけ、平手打ち/中学教諭が体罰
Web東奥 2018/1/10(水) 19:56配信

 青森県教委は10日、三戸郡内の中学校の男性教諭(46)が、2015年8月から昨年3月にかけ、運動部の指導中に4人の男子生徒を計数十回ほど平手打ちしたり、つばをかけるなどの体罰をしていたと発表した。昨年12月に減給3カ月の処分を下したと、同日の定例会に報告した。

 教職員課によると、この教諭は1年7カ月の間、部活動や大会で指導する際に、1人の生徒に対し計50〜60回ほど平手打ちしたり、すねを蹴ったりした。別の生徒には計80回ほどつばを細かく飛び散らかすようにしてかけた。他の2人にもつばかけや平手打ち、頬をつねるなどの体罰を行ったという。

 体罰に至った理由について教諭は「試合で勝たせなくてはいけないという感情があった。いらいらして手を上げた」と話しているという。つばかけは、生徒がストレッチであおむけになっている時などにしており「コミュニケーションのつもりだった」としている。

 教諭は16年1月に男子生徒の尻を蹴る体罰を行ったとして、口頭で訓告を受けていた。度重なる処分を受け、「これからは身体的な接触を避けるようにする。申し訳ない」と話しているという。

 県教委はほかに、青森市の中学校の女性教諭(49)が昨年3月に女子生徒の尻をひざで蹴り、腰の骨にひびが入るけがを負わせたとして、減給1カ月の処分を下した。昨年9月に車の運転中に人身事故を起こしたとして、西北地域の高校の女性教諭(36)を戒告処分とした。

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