教諭が胸ぐらつかみ小3に暴行 宿題忘れに立腹 児童は鎖骨を骨折、翌日から登校できず
西日本新聞 2018/1/31(水) 17:09配信
福岡市西区の市立小学校で昨年12月、男性教諭が3年生の男児(9)を指導する際に胸ぐらをつかんで壁に押し付け、男児が鎖骨を折る重傷を負っていたことが31日、市教育委員会への取材で分かった。男児は痛みを訴えるなどして翌日から登校できなくなっており、市教委は「事実関係を確認し、厳正に対処する」としている。
市教委によると昨年12月19日午前の中休みに、担任の男性教諭が宿題を忘れてきた男児に「休み時間中に宿題をしなさい」と指導。しばらくして様子を見ると、宿題をしていなかったため、男児を壁に押し付けたという。
男児は直後の3時間目中に痛みを訴えたため、保健室で2回にわたって肩を冷やす処置を受け、5時間目の授業が終わってから男性教諭と一緒に帰宅。教諭から説明を受けた母親が病院を受診させたところ、右の鎖骨骨折が分かり、校長や男性教諭が自宅を訪れて謝罪した。
男性教諭は今年1月中旬から体調不良を理由に学校を休んでいるという。
男児の保護者らは30日に福岡西署へ被害を申告。鎖骨骨折で全治3カ月との診断書も提出した。同署は傷害容疑も視野に調べている。
=2018/01/31付 西日本新聞夕刊=