大阪大、また入試ミス AO・推薦入試で試験問題配布忘れ 再試験で1人追加合格

大阪大、また入試ミス AO・推薦入試で試験問題配布忘れ 再試験で1人追加合格
産経新聞 2018/2/14(水) 15:11配信

 大阪大学は14日、4日に実施した基礎工学部システム科学科のAO(エーオー=アドミッション・オフィス)・推薦入試の口頭試問の際、一部の面接室で、受験生に試験問題や資料の配布を忘れるミスがあったと発表した。

 問題用紙や資料は事前にも別室で受験生に配布されていて、面接室で配布されなかった受験生の中にも合格者は出ていたという。

 7日の合格発表後に受験生から指摘があり発覚。当初不合格とされた4人に再試験を実施し、1人を追加合格とした。面接した教授3人は「(配布を)失念していた」と説明。阪大は3人を14日付で訓告処分とした。

 阪大では昨年2月の入試でもミスがあり30人を追加合格としていた。

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阪大、推薦入試面接でミス=教授3人を訓告処分
時事通信 2018/2/14(水) 14:04配信

 大阪大は14日、基礎工学部システム科学科の推薦入試の面接試験で、受験生の閲覧用資料が準備されていないミスがあり、面接者の大学院基礎工学研究科教授ら3人を訓告処分にしたと発表した。

 教授らは「受験生に迷惑を掛けた。申し訳ない」と話しているという。監督責任を問い、学部長も厳重注意とした。

 阪大によると、ミスがあったのは4日に実施した2次選考の「口頭試問」。四つの面接室で試験が行われたが、教授らの面接室には、受験生が必要に応じて閲覧できる資料が用意されていなかった。

 7日の合格発表後に受験生から指摘があり、発覚した。学内の調査で、試験当日に受験生から問い合わせがあったが、教授の1人が「問題ない」と答えていたことも判明した。

 阪大は、他の受験生との公平性を確保するため、不合格となった受験生のうち希望者4人に再試験を実施。1人を追加合格とした。

 西尾章治郎学長の話 昨年来、入学試験にかかる問題が発生し、再発防止に取り組んでいる中、極めて遺憾だ。 

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