教諭、女子トイレスリッパ隠し 京都の中学、生徒に謝罪

教諭、女子トイレスリッパ隠し 京都の中学、生徒に謝罪
京都新聞 2018/2/28(水) 8:26配信

 京都市伏見区の市立洛水中の女性教諭(55)が昨年9月、学校の女子トイレのスリッパを隠し、生徒が靴下のままトイレを使っていたことが27日、同校や市教育委員会への取材で分かった。また昨秋、保健体育科の男性教諭(58)が気温10度未満の日でも1年女子全員に上下長袖ジャージーの着用を禁じていたことも判明。両教諭は市教委や同校から注意や指導を受け、生徒に謝罪した。
 市教委や同校によると、女性教諭は1年学年主任で、1年女子が使うトイレのスリッパの並べ方が悪いとして9月26日から隠した。27日に教頭がスリッパを見つけ、教諭は隠したことを認めたが、学年集会で整頓を呼び掛けるとして28日夜までスリッパを使わせなかった。複数の生徒が靴を脱いで靴下のままトイレを使用。市教委の調査に教諭は「何度も注意したが、改善されなかったのでやった」と説明した。

 ■「連帯責任」半袖半ズボン強要も

 また男性教諭は忘れ物をしたり身だしなみが悪いとして10〜11月の計6日間、授業で1年女子全員に連帯責任と称し、上下長袖ジャージーの着用を禁じて半袖半ズボンで出席させた。気温が10度を下回った日もあった。市教委の調査に男性教諭は「ルールを守らせようと、前任校から行っていた。寒い日は体調不良で見学する生徒には着用を認めた」と話しているが、一部保護者からは「見学者も半袖で参加させられた」と苦情が寄せられた、という。
 市教委は「ともに指導として不適切だった。両教諭には厳しく指導した」としている。

——-

中学校女子トイレのスリッパ、教諭が3日間隠す
読売新聞 2018/2/28(水) 13:59配信

 京都市立洛水中(伏見区)の女性教諭(55)が昨年9月、校内の女子トイレのスリッパを3日間にわたって隠していたことがわかった。

 教諭は「生徒のスリッパの使い方が悪く、指導の一環で行った」と説明したが、靴下のままトイレを利用した生徒もいたといい、市教委は「不適切な指導だった」として教諭を口頭で厳重注意した。

 同校などによると、教諭はトイレの清掃指導を担当。校舎3階の女子トイレで、スリッパが散乱したり、洗面台付近が水でぬれたりすることが続いたため、昨年9月26日、スリッパ全5足を用具庫に隠した。

 校内の戸締まりをしていた教頭が27日夜にスリッパがないことに気付き、28日朝に教諭に戻すよう指示。教諭は全校集会でスリッパの適正な使用を呼びかけた上で、同日夜にスリッパを戻した。教諭は「再三注意したが改善されず、生活上の小さな乱れを見逃してはいけないと思ってスリッパを片付けた」と話しているという。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする