勘違いで教員免許失効、失職 滋賀の小学校女性教諭
京都新聞 2018/4/27(金) 23:22配信
滋賀県教育委員会は27日、県内の公立小学校に勤務していた40代女性教諭の教員免許が3月で失効していたことが分かり、失職としたと発表した。
県教委によると、教諭は1995年に小学校の教員免許を取得した。この教諭の場合は2018年3月が免許更新の期限だったが、17年に特別支援学校教諭の免許を取得したことから、手続きをすれば27年10月まで取得済みの免許の有効期限を延期することができた。
教諭は、特別支援学校の免許を取得すると自動的に有効期限が延長されると誤認。念のために相談した所属先の校長も同様に誤認したことから、延期の手続きをしなかったという。
4月に入って教諭の教員免許が失効していることに教頭が気付き県教委に連絡。県教委が確認し、24日に失職(3月31日付)を通告した。教諭が4月以降に行った授業は有効だという。県教委の岸田英嗣教職員課長は「信頼を損ねたことを深くおわびする」とした。