中学生失神 教諭が傷害容疑で書類送検 大分市教育長、生徒への暴力で陳謝 /大分

中学生失神 教諭が傷害容疑で書類送検 大分市教育長、生徒への暴力で陳謝 /大分
毎日新聞2018年6月5日 地方版

 大分市教育委員会の三浦享二教育長は4日の市議会運営委員会で、市立中学校の50代男性教諭が生徒に対する傷害容疑で書類送検されたことについて報告し、陳謝した。また、市上下水道局の三重野小二郎・上下水道事業管理者も職員の逮捕について謝罪した。

 三浦教育長は、教諭が4月20日に下校指導に従わなかった男子生徒の首をつかんで転倒、失神させ、大分東署が5月18日付で傷害容疑で書類送検されたことを報告。「体罰の禁止というこれまでの指導が徹底していなかった。再発防止に全力をあげる」と強調した。記者会見で失神の事実を伏せたことについては「教育委員会に対する信頼がゆらぐこととなり、誠に申し訳ない」と述べた。

職員の逮捕で上下水道事業管理者も

 三重野管理者は、同局総務課契約監理室の男性主査が4月9日に児童買春・ポルノ禁止法違反(単純製造)容疑で逮捕されたことに関し「市民の信頼を著しく損ね、迷惑をかけたことについて深くおわび申し上げたい」と述べた。【尾形有菜】

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