授業数、教科で偏り…小6担任解任へ 福岡県川崎町、町議会の決議受け 県教委「非常に珍しいケース」

授業数、教科で偏り…小6担任解任へ 福岡県川崎町、町議会の決議受け 県教委「非常に珍しいケース」
西日本新聞 2018/6/13(水) 9:47配信

 福岡県川崎町の讃井明夫教育長は12日、町立小6年担任の男性教諭の授業で教科ごとの時間数に大きな偏りが出ているとして、校長が担任を18日付で解任することを明らかにした。保護者から苦情が出て、町議会が8日の定例会で教諭の担任解任決議を可決していた。

 12日の町議会全員協議会で解任を報告した。この小学校の校長によると、男性教諭は本年度、定められている指導計画を逸脱し、算数の中の一つの単元を2倍余りに増やす一方で、他教科を減らすなどしていた。町議会も保護者などからの指摘で男性教諭の授業の偏りを問題視し、担任の解任を求めていた。

 男性教諭は2014年度から同小で勤務しているが、規定の教科履修が終わらずに児童が進級や卒業できない事態はこれまで起きていないという。

 結果的に議会が教育現場の人事に踏み込む事態となり、県教育委員会は「非常に珍しいケース」としている。担任の解任は校長の裁量で可能という。後任には校内の別の教諭を充て、15日に保護者会を開いて説明する。

 校長は西日本新聞の取材に「この状況を見過ごしていたのは、管理職としての私の責任」と話している。

=2018/06/13付 西日本新聞朝刊=

上の記事の教師は、下の記事と同じ教師だろうか?
ずいぶん内容が違うのだが。

担任教諭交代
教室にスマホ、校長の指導従わず 川崎町教委 /福岡
毎日新聞2018年6月14日 地方版

 校長の指導に従わず教室にスマートフォンを持ち込んでいたなどとして、川崎町教育委員会は13日、町立小学校の50代男性教諭を6年生の担任から交代させると発表した。教務主任が19日から後任を務める。教諭は主任の補佐として残るが、処分を含め「取り扱い」を県教委と協議するとした。

 讃井明夫教育長らが町内で記者会見した。担任を外す直接の理由は「教諭の体調不良」。「手術の後遺症で、授業中に児童の名前がとっさに出ず、指導が困難」と判断した。

 スマホについては、4月16日に保護者から「授業中にスマホのバイブレーションが鳴り、子供が授業に集中できない」と苦情が寄せられた。校長が同日に「児童に持ち込みを禁止しているのだから、職員室の机に置いておくように」と指導。20日に再び保護者から指摘があり、校長が問いただしたところ、教諭は「登校していない児童との連絡用」と答え、指導に従わなかったという。【峰下喜之】

〔筑豊版〕
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