教諭の免許失効・失職で上司の校長処分 滋賀県教委
京都新聞 2018/7/6(金) 6:00配信
滋賀県教育委員会は5日、適切な指示をしなかったため県内の40代の教諭が失職し信用を著しく失墜させたとして、県内の小学校長(58)を同日付で懲戒処分(戒告)にしたと発表した。
県教委によると、1995年に小学校教諭となった元教諭が、2017年に特別支援学校教諭の免許を取得した。本来は小学校の教員免許の更新手続きが必要だが、別の免許を取得したため自動的に更新されると誤認した。教諭が更新手続きについて相談した校長も同様に誤認し適切な指示を行わなかったため、今年3月31日付で教員免許は失効し、失職した。この教諭は教員免許を再取得し、現在は臨時講師として勤めている。
処分に対し、校長は「大変重く受け止めている。自分の認識不足により教諭と家庭に大変な迷惑をかけた。責任を感じている」と話しているという。