りまに胸を張れるまで頑張る/いじめ根絶へ父が思い/きょう命日
Web東奥 2018/8/25(土) 13:51配信
青森市立浪岡中2年の葛西りまさん=当時(13)=がいじめを訴え、自ら命を絶ってから25日で2年がたった。父・剛さん(40)は東奥日報紙の取材に対し「りまに胸を張れるまで、いじめをなくするために頑張る」と語った。
−2年がたつ。
「この2年間、自分の中で真実を知りたいのか知りたくないのかという葛藤があった。いまだに娘の死を受け入れられない、認めたくないって言いながらも、(青森市教委の審議会に)調査をしてもらっていることに矛盾も感じていた」
−いじめ防止を訴える活動もしてきた。
「自分と同じような遺族とたくさん会い、みんな同じ苦しみ方をしていると感じた。そういう方々にとって、少しでも力になれていると分かるとほっとする」
−活動で悩むことは。
「悩みばかり。本当は『娘の死を無駄にしないで』とすら言いたくない。ふとした時に『なんでりまがその役を担わなければいけないんだ』と思ってしまう。自分の話が誰かを救えているのか、間違った方向だったら、という不安もある」
「りまが残してくれた『いじめを無くしてほしい』という思いがあったから、何とかここまでやってこられた。りまの思いは必ず遂げたい」
−今月2日に審議会の答申が出た。
「今回の報告書はしっかり調査されていて再発防止に向けても意義があると思う。ようやく娘の思いをかなえるためのスタート地点に立てた」
−今後は。
「(現審議会と異なった見解を出した)前審議会の検証は必ずやっていきたい。また、全国で講演する中で教育関係者とも話す機会が増え、子供の様子に目が届かないほど教師が多忙であることなど教育現場にも問題があると感じた。報告書の提言部分にも盛り込まれたようなことを国政レベルで訴えていきたい」
−どこまで活動を続けるか。
「自分の中にゴールはない。少しでもいじめで苦しんで亡くなる子を減らしたい。理想はいじめをなくすること。いつか胸を張って、またりまに会って、認めてもらいたい」