<仙台>いじめ防止の最終提言了承 抽象的内容多く疑問視も

<仙台>いじめ防止の最終提言了承 抽象的内容多く疑問視も
毎日新聞 2018/11/21(水) 19:18配信

 仙台市立学校でのいじめや体罰の状況を検証する「いじめ対策等検証専門家会議」はこのほど、いじめ防止に向けて組織的取り組みなどをまとめた最終提言を大筋で了承した。22日には郡和子市長に提言書を提出する。学校の体制強化や保護者、地域との連携を盛り込んだが、委員からは「抽象的な内容が多く、具体的な施策に反映できるのか」と疑問視する声も上がった。

 提言は「いじめ防止・早期発見・対応について」と、「社会全体でいじめの防止に取り組むために」の2章(約60項目)で構成される。学校での組織的な対応が重要だとし、校長などの管理職は職員相互のコミュニケーションが図られるように努めることなど、学校の体制強化を重視した。

 また、市に対しては発達障害の相談支援センターや児童相談所など専門機関の体制強化を図り、学校に対するサポート体制を充実することを求めた。

 同会議は今年1月、スクールカウンセラーの増員や教員の多忙解消などを盛り込んだ第1次提言を提出。この提言は2018年度予算にも反映された。昨年10月からの12回に及ぶ会合を踏まえた今回の最終提言だが、委員からは「具体的な取り組みが見えづらい」などの発言が相次いだ。

 木村民男会長(石巻専修大客員教授)は「(市立中生徒の)相次ぐ自死を重く受け止め議論を進めてきた。市には提言を受けて具体的な施策を進めてほしい」と話した。【早川夏穂】

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