わいせつ処分教員210人=精神疾患の休職増―文科省調査
時事通信 2018/12/25(火) 18:27配信
2017年度に児童・生徒らへのわいせつ行為やセクハラで懲戒や訓告などの処分を受けた公立学校の教員は、前年度比16人減の210人だったことが25日、文部科学省の調査で分かった。
過去最多だった前年度よりは減ったものの、13年度以降は200人以上と多い状態が続いている。
わいせつ行為などの内容は「体に触る」が56人でトップ。以下、「盗撮・のぞき」の42人、「性交」38人の順となった。相手は自校の児童・生徒が97人、自校の教職員26人など。処分されたのは男性が206人、女性は4人だった。
同省は「教員の意識の低さや資質の問題がある。児童・生徒との信頼関係の構築は良いが、一線を越えるのはあるまじきことだ」としている。
精神疾患による病気休職者数は5077人で、前年度から186人増加。同省は原因について、業務量の増加や保護者らの不当な要求への対応によるストレスなどが考えられると指摘。授業準備や事務を手助けするスクール・サポート・スタッフら外部人材の活用強化も含め、教員の働き方改革を推進する考えを示した。