セクハラなど61件認定 61歳大阪市立大教授、停職3カ月の懲戒処分

セクハラなど61件認定 61歳大阪市立大教授、停職3カ月の懲戒処分
毎日新聞 2018/12/27(木) 18:39配信

 大阪市立大は27日、学生や教職員の女性に抱きつくなど複数のハラスメントを繰り返したとして、男性教授(61)を停職3カ月の懲戒処分にした。2011年6月から今年5月までに、セクハラ、パワハラ、アカデミックハラスメント(アカハラ)61件があり、17人の男女が被害に遭ったと認定した。

 大学によると、教授は、女子学生らに対し「彼氏いるの」としつこく聞いたり、飲み会で抱きついたりした。また、学生らに講義や試験監督を代行させ、実験で失敗した学生に「費用をバイト代で賄え」と叱責したこともあったという。

 今年2月に匿名の文書が届いて発覚。3月には計5人の学生や教職員から180件の申し立てがあり、計19人に聞き取り調査をして認定した。男性教授は大学の調査に「記憶がない」と一部を否定したが、「不快な思いをさせていたのであれば申し訳ない」と答えたという。

 記者会見した市立大の橋本文彦副学長は「関係者におわび申し上げる。このようなことがないよう、意識を一層高め、再発防止に努める」と話した。【松本光樹】

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ハラスメントで教授懲戒=一部認め「申し訳ない」―大阪市立大
時事通信 2018/12/27(木) 18:04配信

 大阪市立大は27日、学生らに対してセクハラなどの行為があったとして、男性教授(61)を停職3カ月の懲戒処分にしたと発表した。

 教授は一部の行為を認め、「申し訳なかった」と話したという。

 同大によると、教授は酒の席で女性の太ももに手を置いたり、キスをするそぶりをしたりした。また、特定の学生に対して発表の仕方が良くないと叱責したほか、断ることができない上下関係の下で大学院生らに対し講義や試験監督を代行させていた。

 教授は叱責などについて事実と認める一方、酒の席で太ももに手を置いたなどの行為は「記憶がない」と話しているという。

 学生や教職員らの申し立てを受け、同大がハラスメント特別調査委員会で教授や関係者へのヒアリングなどを実施。ハラスメントに該当する行為は、2011〜18年度で17人に計61件あったと認定した。

 同大は「深くおわび申し上げる」としている。

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