教諭の懲戒処分取り消し、理由は「わいせつとセクハラの境界線」

教諭の懲戒処分取り消し、理由は「わいせつとセクハラの境界線」
西日本新聞 2015年8月28日 10時19分配信

 熊本市教育委員会が2013年、女性にわいせつな行為をした市立中の50代男性教諭を懲戒免職にした処分をめぐり、男性から不服申し立てを受けていた市人事委員会は27日、「停職6カ月」に修正する裁決を出したと発表した。市人事委の裁決で、懲戒免職処分が修正されたのは初めて。男性は、処分日にさかのぼって身分を回復した。裁決は18日付。

 市教委によると、男性は13年5月、市中心部で学校関係の知人女性と2人で飲酒した後、午後8時ごろ女性を白川河川敷に連れ出し、同9時ごろまで抱きついたり、服の上から胸をさわったりしたとされる。

 裁決では、男性の行為は、女性が同意していたとまでは認められないが、「わいせつとセクハラの境界線上の行為」と判断。市教委は、女性が心的外傷後ストレス障害(PTSD)を発症したことを「強制わいせつ致傷罪に該当する」としていたが、市人事委は強制わいせつ致傷罪の成立を否定した。市教委は「承服しがたい」として、再審請求も含めて対応を検討する方針。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする