女児いじめ自殺、『学校が”様子見”に終始』 再調査委員会が学校の責任を糾弾 兵庫県多可町

女児いじめ自殺、『学校が”様子見”に終始』 再調査委員会が学校の責任を糾弾 兵庫県多可町
関西テレビ 2019/4/15(月) 19:14配信

兵庫県多可町でおととし、小学5年の女子児童がいじめが原因で自殺した問題で、再調査委員会が学校側の対応が様子見に終始したなどとする報告書をまとめました。

【多可町いじめ調査委員会 吉田竜一委員長】
「いじめアンケート、ストレスチェックの結果が全然検証されていなかった。これが見過ごされる大きな原因になったであろうと考えられる」

小学5年の女子児童が自殺した原因について、再調査委員会はいじめを把握していた学校側の責任についても糾弾しています。

おととし5月、多可町内の小学校に通う当時小学5年の女子児童が自宅で自殺しました。

市の第三者委員会による調査では、学校が行ったいじめに関するアンケートで、女子児童が自殺する1年前の時点でいじめを受けていることを把握していたことが判明。

市の第三者委員会は去年7月、女子児童への暴力や無視などのいじめが自殺の大きな要因になり、学校側は必要な対応が取れていなかったとする報告書をまとめました。

しかし、女子児童の遺族は、どのようないじめがあったのか分かりにくいなどととして町に再調査を申し入れ、去年11月からメンバーを入れかえた再調査委員会が調べていました。

そして15日、再調査委員会は女子児童は4年生の時に服を脱がされたり蹴られたりしたほか、他のグループに行かないよう「囲いこみ」をされるいじめが自殺の最大の要因になったと認定しました。

また、学校側に対しては、女子児童は「芯が強く大丈夫」と判断し、5年生でも加害児童と同じクラスにするなど、様子見の対応に終始していたと断罪しています。

【多可町いじめ調査委員会 吉田竜一委員長】
「(女子児童は)4年生の2学期ごろからグループ外のほかの児童といることを制限されるようになりました。担任教諭にもグループ外の児童と一緒になりたいと打ち明けることがあったようです。グループの中心的な児童とは離れられずに同じクラスになりました」

調査を受け遺族は弁護士を通じ、「我が子の悲痛な想いや悲鳴を周りの大人達が気づき助けることができなかったことが、今もなお、悔しく悲しい思いでいっぱいです。どうしてあの時、先生方が対応してくれなかったのか。『見守る』という名のただの『放置』だったのではないかという怒りがぬぐえません」とコメントしました。

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