市尼崎高バレー部体罰 コーチの誤解で平手打ちか
神戸新聞NEXT 2019/5/18(土) 5:55配信
尼崎市立尼崎高校男子バレーボール部の体罰問題で、コーチの男性臨時講師(28)が3年生部員を平手打ちした理由について「ボールの片付けが緩慢だった」と説明したのに対し、居合わせた複数の部員が「(体罰を受けた部員は)下級生を指導していた」と話し、講師と部員で説明が食い違っていることが17日、同市教育委員会への取材で分かった。市教委は、後輩と話していた3年生部員がボールの片付けをしていないと講師が誤解し、平手打ちをした可能性があるとみて調べている。
市教委の発表では、この部員は4月29日、練習中の体育館で講師に10回以上平手打ちされ、20〜30分間意識を失い、左耳の鼓膜損傷など全治2週間のけがをした。講師は市教委に対し体罰をした理由を「ボールを片付ける際、緩慢な態度に見え、感情的になって突発的に手を出してしまった」と話した。
しかし、市教委が14日、近くにいた複数の部員から聞き取ったところ「(3年生部員は)下級生を指導していてボールに気付いていなかった」と証言。平手打ちをされた部員本人も、同様の説明を他の部員にしたという。
講師と男性監督(51)は、匿名の連絡で学校が体罰を把握するまで8日間、学校に体罰や部員のけがを報告しなかったことなども分かり、男子バレーボール部の指導から外れている。(大盛周平、初鹿野俊)