「盗撮」立件見送りで「条例改正あり得る」 佐竹秋田県知事
秋田テレビ 2019/5/20(月) 19:00配信
中学校の男性臨時講師が行った盗撮行為の現場が、秋田県迷惑防止条例で規制する「公共の場所」にあたらないとして秋田県警が立件を見送った問題で、佐竹知事は20日、今後「条例改正はあり得る」との考えを示した。
この問題は、秋田市の28歳の男性臨時講師が、勤務先の中学校で盗撮行為を行ったものの、「学校」が県迷惑防止条例で盗撮行為を禁止している「公共の場所」にはあたらないとして、県警が立件を見送ったもの。
佐竹知事は20日の定例記者会見で「こうした問題は、本来、国の法律で取り締まるべきもの」とした上で、「国の法体系が整うまで、条例の改正はあり得る」と述べた。
また、これからも同じような問題行為が起こるようならルール作りが必要との認識を示し、県警察本部と情報交換を始めたことを明らかにした。今後、全国知事会などと連携して、国に法律の改正を要望していく考えも示した。