高校生が指導後に飛び降り、第三者委員会設置へ 神戸市

高校生が指導後に飛び降り、第三者委員会設置へ 神戸市
MBSニュース 2019/5/30(木) 23:55配信

 おととし、神戸市立の高校で男子生徒が教師から指導を受けた後に飛び降り自殺を図った問題で、市は第三者委員会を設置することを発表しました。

 おととし12月、市立六甲アイランド高校の当時1年だった男子生徒が学校の5階から飛び降り自殺を図り、全身の骨を折る重傷を負いました。弁護士によりますと生徒は男性教諭からSNSをめぐり別室の「指導部屋」で2日間、約16時間の指導を受け、その翌日に飛び降りたということです。

 保護者側は市に第三者委員会の設置を要望し、教育委員会は信用できないとして市長が指揮する部局での調査を求めていました。30日、久元市長は市教委に第三者委員会の設置を発表しましたが、委員の選任や生徒との連絡など主要な業務は市長が指揮する部局が担うということです。

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六甲アイランド高生飛び降りで神戸市教委に第三者委 生徒側「脅迫的指導あった」
毎日新聞 2019/5/30(木) 22:05配信

 神戸市立六甲アイランド高校(同市東灘区)で2017年12月、男子生徒が教諭の指導後に校舎から飛び降りた問題で、市は30日、市教委に第三者委員会を設置したと発表した。今後、臨床心理士や弁護士ら5人程度を選任し、指導に問題がなかったか調べる。

 これまで生徒側は「教諭から『退学や』と脅迫的な指導を受けた自殺未遂だった」と主張。市教委は発言の存在を認めず、生徒側が市教委ではない市長部局への第三者委設置を求めていた。教育関連の法規定により、設置は市教委内部となるが、生徒側との連絡や委員選任などは市行財政局が行う。

 生徒の代理人弁護士は「速やかに学校の指導内容を調査し、真相を究明してほしい」とのコメントを出した。

 市教委などによると、当時1年の男子生徒は生徒間のトラブルを理由に教諭から2日間にわたり面談などの指導を受け、17年12月22日夕、校舎5階から飛び降りた。一時意識不明となり、歩行が困難になるなどの障害が残った。【反橋希美】

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