兵庫の公立校体罰、3年間で86件 中学生が6割
神戸新聞NEXT 2019/7/30(火) 5:32配信
兵庫県内の公立小中高校・特別支援学校で2018年度までの3年間に86件の体罰が発覚していたことが29日、丸尾牧・兵庫県議(尼崎市選出)による県教育委員会への情報公開請求で分かった。丸尾県議は西上三鶴教育長に対し、教員の研修強化をはじめ体罰防止に向けた対策を講じるよう申し入れた。
丸尾県議によると、体罰を受けた児童生徒150人のうち中学生が95人に上った。また、体罰をした教師83人の年齢は、50代が26人と最多で、次いで30代が25人だったという。
丸尾県議は教育長宛てに提出した申し入れ書の中で、「怒りのコントロール」をテーマとした教員研修の強化▽少人数学級や留守番電話の導入による教員の多忙化解消▽24時間対応の電話相談窓口「ひょうごっ子悩み相談」の周知−などの必要性を指摘した。(佐藤健介)