米フィギュア指導者、永久追放 教え子に性的虐待認定
朝日新聞デジタル 2019/8/24(土) 16:57配信
五輪金メダリストらを育てたフィギュアスケートのリチャード・キャラハン・コーチ(73)=米=が過去に教え子に性的虐待をしたとして、事実上の永久追放となった。選手を性的虐待から守るための米国の組織「セーフスポーツ」が疑惑を認定し、AP通信が報じた。
キャラハン氏は、1998年長野五輪金メダリストのタラ・リピンスキー(米)や、96年世界選手権王者のトッド・エルドリッジら名選手を育てた。2006年トリノ五輪金メダルの荒川静香さんも一時指導したことがある。
キャラハン氏は、教え子である男性コーチから不適切な性的行為を受け続けたと告発され、昨年、米フィギュアスケート連盟から資格停止処分を受けた。AP通信によると、今回のセーフスポーツの認定を受け、米フィギュアスケート連盟は「永久に資格を認めない」としている。
また今月には、元米国代表アダム・シュミット氏が、当時14歳だった99年から2年間、キャラハン氏から性的虐待を受けていたとして、米国フィギュアスケート協会と同氏を提訴している。
米国では最近、スポーツ界での性的スキャンダルが社会問題となっている。
昨年、米体操協会の元チームドクターが女子選手らに性的虐待を繰り返したとして、禁錮40〜175年の判決を受けた。また米オハイオ州立大のスポーツチームのドクターが長年にわたって男子学生に性的な不適切行為を続け、告発者が300人を超えるとする弁護士の証言を、AP通信が報じている。