元校長側に新証拠開示 旧天竜林業高校 調査書改ざん贈収賄事件 静岡
テレビ静岡NEWS 2022/2/4(金) 22:16配信
旧天竜林業高校の調査書改ざんをめぐる贈収賄事件で、裁判のやり直しを求めている元校長側に対して、検察から新たな証拠が開示されていたことがわかりました。
北川好伸元校長をめぐっては、元天竜市長の孫が大学に進学できるよう、成績を改ざんし見返りに、20万円受け取ったとして有罪が確定しました。
元校長は一貫して無罪を主張し、裁判のやり直しを求めていますが、東京高裁が請求を棄却したため2021年4月には最高裁判所に不服を申し立てています。
こうした中、元校長の弁護団は、警察が元市長を取り調べた際のメモなど、200ページ以上にも及ぶ新たな証拠を、最高検察庁が1月に開示していたことを明らかにしました。
開示された証拠は、これまで検察側が「存在しない」と説明していたもので、弁護団は「元市長による自白が虚偽であったことが明白になる」としています。
そのうえで不服を申し立てた理由の補充に活かす方針です。