都立高部活 顧問教諭の動作で前歯2本折れ 元女子生徒が提訴

都立高部活 顧問教諭の動作で前歯2本折れ 元女子生徒が提訴
毎日新聞 2019/12/12(木) 21:54配信

 東京都府中市にある都立高校の部活動中に男性教諭に転倒させられてけがをしたとして、元生徒の女性が東京都を相手取り、約400万円の損害賠償を求める訴えを東京地裁立川支部に起こした。提訴は11月7日付。今月19日に第1回口頭弁論が開かれる。

 訴状によると、2017年2月、高校1年だった女性が陸上部の練習で背筋運動をしている際、顧問の男性教諭が突然、女性の額をたたいた。女性はバランスを崩して倒れ、地面に顔を強打して、上の前歯2本が折れたとしている。男性教諭は事故後に開かれた女性の母親と教頭との協議で「冗談交じりに手を鳴らそうとした」などと話したという。

 女性側は「生徒がけがをしないようにする業務上の注意義務を教諭が怠ったことは明白だ」と主張している。

 都教育委員会は「係争中でコメントを差し控える」としている。【安達恒太��】

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